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Project Story #2 人材業界プロジェクト 業界にM&Aムーブメントを起こす!

プロジェクトの概要

リーマンショック以降の景気回復期、人材不足が顕著になる中で人材派遣業界の再編を予見。当時、人材業界に強みを持つM&Aファームがなかったことから、プロジェクトチームを結成し、人材業界のM&Aの掘り起こしにあたった。目的は、人材業界M&Aの第一人者としてのプレゼンスを社内外で確立し、M&A案件の新規開拓につなげること。

プロジェクトの成果

  • 2014年7月に第1回、2015年2月に第2回、8月に第3回とセミナーを開催。毎回100名以上の来場者を迎え、譲渡希望企業の情報を多数仕入れることに成功。
  • セミナーをきっかけにM&A案件を受注(成約に向けて進行中)。相談も増え、人材業界にM&Aのムーブメントを起こしつつある。
  • 社内外からの相談も増え、プロジェクトリーダーの栗原は人材業界の第一人者としての地位を確立。

自分の強みで人材業界全体にムーブメントを起こす

栗原弘行(事業法人部長) :日本M&Aセンターに入社してからずっと買い手企業探索が仕事内容のほとんどだったのですが、その中で人材業界の企業のM&Aを担当する機会に多く恵まれました。そうする中で自分自身の人材業界への知見が深まっていき、寄せられるニーズに対応するだけでなく、もっと主導的にこの業界の問題解決にかかわっていきたいと考えるようになりました。
ちょうど労働者派遣法の改正や労働人口の減少、低迷期から脱した景気動向など、人材業界は再編が起こる条件はあるものの活発な動きはそれほどなく、何かのきっかけで大きく動く可能性は高いと思っていました。そこで、まずは業界の潜在的なニーズを探るとともに「人材業界に強い日本M&Aセンター」を印象づける目的で人材業界向けのセミナーを開催することにしたのです。潜在的なM&Aニーズのある企業に、セミナーで「気づき」を与え、徐々に業界全体にムーブメントを起こしてみよう!と。
当社は、やりたいことは自分で積極的に手を挙げれば自由にやらせてくれる環境があります。そこで、社内で正式な業務としてプロジェクトチームを組んで人材業界の再編を主導していくこととなり、経験に基づいた現場のエピソードを伝えられる立場ということで、私がセミナー講師を行うことになりました。

竹内直樹(上席執行役員 事業法人部長) :当初は業界団体のキーパーソンとの情報交換や人材のシステム会社へのヒアリングをはじめ、情報誌との協業を探ったり、関係会社の矢野経済研究所のレポートを参考にしたり手探り状態。情報収集を重ねながら「まずはやってみよう」と、動きはじめた感じですね。約半年の勉強・情報収集期間を経て2014年の7月に第1回目を開催しました。私はマネージャーとして、セミナーの企画と運営、予算管理の全体マネジメントをしました。

練習とブラッシュアップの繰り返しで 練り上げたシナリオ

栗原 :セミナーに来る方は、初めて会う方、M&Aに対する理解が浅い方がほとんどです。限られた時間の中、どのようなストーリーで組み立てたら伝わりやすいか、業界再編に対する危機感を受け入れてもらえるか、チームの皆と意見を出し合って内容を詰めていきました。セミナー講師についても、講演の練習をしては仲間に指摘されたことをもとにブラッシュアップ、の繰り返しです。シナリオを詰めていく工程は大変でしたが、皆と作り上げていく過程でお互いにアイディアや新しい発想が生まれて、スキルアップしている実感とともに進められました。
セミナー当日、ふたを開けてみれば参加者の約半数が譲渡希望で、人材業界に譲渡ニーズが多くあることが確信できました。セミナー用に準備した講演資料も、「そのままうちの役員会に提出しても遜色ない資料。これをもとに早急にM&Aを検討したい」という嬉しい反応もいただきました。

高野匠(事業法人部 シニアディールマネージャー) :私はセミナー後にお客様とコンタクトを取り、話を聞きに行く実働部隊です。出番はセミナーの後ですが、セミナーを通じて「この人は、この会社は、人材業界に精通しているな」と思ってもらえるかどうかが、その後の面談で主導権を握れるかどうかの鍵になると思っていました。
実際お客様とお会いしてみて、我々が発信するメッセージに理解を示す一方で、M&Aに「企業売却」というイメージを持っている方も多く、「企業の存続と発展に有効な手段の一つ」であることを理解していただくのが難しかったですね。時間をかけて丁寧に説明するだけでなく、より効率的なフォロー方法の仕組み化が今後の課題だと感じました。こうした業務にも積極的に取り組みたいです。

「人材業界のM&Aといえば、日本M&Aセンター」を浸透させたい

栗原 :このプロジェクトは、セミナーを行うことが目的ではありません。あくまで新規開拓につなげるための『種まき』です。M&A成約という花が咲くまでまだ時間がかかりますが、いくつかのディールが始まるなど成果も出つつあります。人材業界は今、パラダイムシフトが起きている業界。刺激の与え方次第で、業界再編が一気に進むと思います。これからもスピード感と実行力をもって活動を継続していきます。

竹内 :そのためにも今後は当社の持つ会計事務所などのネットワークや他部署との連携を密にして、より大きな活動にしていく必要があると考えています。ゆくゆくは「人材業界のM&Aといえば、日本M&Aセンター」と業界に浸透させていきたいです。

プロジェクトストーリー 一覧

写真左から 高野匠 竹内直樹 栗原弘行