立原 昌幸

知識だけでは届かない、
経営者の想いに向き合う

コーポレートアドバイザー部

立原 昌幸2023年 中途入社

前職大手監査法人

保有資格公認会計士

ご経歴と現在の業務を教えてください。

大学在学中に公認会計士試験に合格し、新卒で大手監査法人へ入社。約5年間、主に上場企業の会計監査や内部統制支援に携わりました。2023年8月に日本M&Aセンターへ入社し、現在はコーポレートアドバイザー部に所属しています。会計・税務の専門知識を活かし、M&Aディールのさまざまな場面でM&Aコンサルタントを支援するのが主な仕事です。具体的には、対象会社の企業価値算定や、最適な取引スキームの検討・構築などを担当しています。

日本M&Aセンターへ転職した理由を教えてください。

監査法人で5年ほど業務に携わるうちに、そろそろ次のステップへ進みたいという気持ちが強くなりました。会計士としての専門性だけでなく人間力も活かせる仕事がしたい——そう考えるようになったんです。そんなときに惹かれたのが、当社のコーポレートアドバイザーの仕事でした。バックグラウンドの異なるさまざまな分野のプロフェッショナルと働けることが純粋に面白そうでしたし、自分の性格にも合いそうで、ここなら楽しく仕事ができると感じました。せっかく転職するならエッジの効いたキャリアにしたい、という思いもあり、入社を決めました。

入社前、M&A仲介の仕事にどんなイメージを持っていましたか?

会計士の転職先としてよく挙がるのは、FASや事業会社の経理、コンサルファームなどです。私もその例に漏れず、仲介業界はそもそも選択肢に入っていませんでした。強いて言えば、「当事者の間に立って利害を調整する仕事」という漠然としたイメージがあったくらいです。でも、実際に働いてみると、そのイメージは大きく違いました。監査法人時代のお客様は、上場企業の役員や経理部長など財務に精通した方がほとんどでした。一方で、中小企業のオーナーは必ずしも財務に明るい方ばかりではありません。そのため、専門家として一つひとつ丁寧に説明し、必要であれば何度でも対話を重ねます。こうして一緒にプロセスを進めるうちに、監査では味わえなかった「距離の近さ」と「手触り感」を実感するようになりました。現場に入って初めて気づいた、この仕事ならではの魅力です。

立原 昌幸のミーティングの様子

入社して最初に苦労したこと、戸惑ったことは何でしたか?

入社して最初に戸惑ったのは、監査法人で培った経験や会計士としての知識が、必ずしもそのまま通用するわけではなかったことです。理論的に正しいことが、実務でもそのまま正解になるとは限りません。お客様が会計・税務の専門家ではない以上、むしろ分かりやすさや簡便さが優先される場面も多くありました。監査法人時代に「あるべき論」を重視する感覚が染みついていた私にとって、このギャップに慣れるまでにはかなり苦労しました。また、実務に携わる中で痛感したのが税務の重要性です。特に組織再編などは、監査ではほとんど触れてこなかった領域だったため知識が追いつかず、入社後しばらくはキャッチアップに追われる日々でした。

これまで身につけた会計・税務の知識が、実際の案件でどう活きていますか?

監査法人時代は、専門性を「縦に深く」使う仕事でした。一方、今は専門性を「横に広く」使うイメージです。会計・税務を軸にしながらも、法務や労務、許認可など、M&Aに関わる幅広い論点を横断的に捉えて判断する場面が多くあります。なかでも財務・税務の知識が特に活きるのは、スキームの立案や、ディールの過程で生じるリスクへの対処です。表面的な数字や論点にとらわれず、常に「本質は何か」を考えながら向き合うようにしています。そのうえで、譲渡企業・譲受企業をはじめとする関係者と議論を重ね、双方にとって最適な着地点を探っていく。そのプロセスの中でこそ、これまで培ってきた専門知識が最大限に活きていると感じます。

入社後、新たに身についた知識やスキルはありますか?

知識面では、組織再編を中心とした税務や、中小企業ならではの財務の知見を実務の中で身につけることができました。ただ、それ以上に大きかったのは、人としての成長かもしれません。社内のM&Aコンサルタントや中小企業のオーナーと日々向き合う中で、物事の本質を見抜く洞察力や、相手の話にじっくり耳を傾ける傾聴力、そして相手に心を開いてもらうための親しみやすさなど、数字だけでは測れない力が磨かれました。

入社前と現在を比べて、自分自身が最も成長したと感じる部分を教えてください。

一番変わったのは、何事も前向きに、楽しんで取り組めるようになったことです。今の仕事では、譲渡企業と譲受企業の利害がぶつかる場面や、自分がまだ深く知らない論点に出会う場面など、不確実な状況に直面することが増えました。そうしたときも、「大変だ」ではなく「どう解決しようか」と考えられるようになりました。利害が対立する交渉でも、慌てずに本質を見失わない。分からない論点が出てきても、その場で調べ、考え、答えを出しにいく。そうやって一つひとつ乗り越えていくプロセスそのものを、今では純粋に面白いと感じています。難しい場面ほど成長できるし、楽しめる。そう思えるようになったことが、入社前の自分との一番の違いです。

クライアントと電話で話す立原 昌幸

コーポレートアドバイザーというキャリアに興味を持っている公認会計士・税理士の方へメッセージをお願いします。

コーポレートアドバイザーは、裁量を持って専門性を発揮できる仕事です。会計・税務の知識を武器に、バックグラウンドの異なるプロフェッショナルと力を合わせ、一つのディールをつくり上げていく。そのプロセスを通じて、専門家としても、人としても成長できる環境だと思います。会計士としてのキャリアを「エッジの効いたもの」にしたい方、前向きに楽しみながら仕事に向き合いたい方には、ぜひ興味を持っていただきたいです。キャリアの可能性を広げたいと考えている方と、一緒に働けることを楽しみにしています。

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