先輩社員紹介
沼尾 加奈絵 Kanae Numao
東日本地域金融部
入社年:2019年
入社時の年齢:31歳(中途)
窮屈な大手から、自分で考えて
挑戦できる自由な環境に
新卒入社したのは大手生命保険会社。個人営業を2年間、研修育成を3年間経験した後、大手企業向けの福利厚生サービスなどを手がけるグループ会社に出向となり、3年間、法人営業に携わりました。大きな組織から30名程度の会社に移ったことで、それまで階層社会で上ばかり見て仕事をしていたことを実感。小さな組織で、自分の頭で考えて自由に動ける環境を居心地良く感じるようになったのが、転職のきっかけでした。
業種や規模にこだわらず「自由に働ける」「面白そうな事業を手がけている」といった軸で転職活動をする中で、M&Aという未知の世界に面白みを感じたのが日本M&Aセンターです。前職と比べれば規模は小さいですが、東証プライム上場企業ながら、ベンチャーのような勢いがある、刺激的な環境も決め手でした。また、M&Aコンシェルジュという、会社として初めてのポジションにチャレンジできる点にも「面白そう!」と期待を持ちました。
地域の豊富なデータとネットワーク
を持つ地域金融機関をサポート
日本M&Aセンターが提携している地方金融機関は300以上。全国の地方銀行の9割、信用金庫の8割にものぼります。私たちM&Aコンシェルジュのミッションは、地域金融機関とのリレーションを築き、そのネットワークを活かしてM&A案件を受託することです。具体的には、金融機関のM&Aチームをカウンターパートとし、勉強会やセミナーの開催、データ提供などを通じてニーズ喚起・啓発を行っています。
地方銀行が蓄積してきた貴重なデータを有効活用できるよう、CRMシステムを企画・提案したり、当社が運営するWebメディア『BANKERS』で、地方銀行のM&A担当者の活躍を取材して伝えたりと、コンシェルジュの業務は多岐にわたります。案件を受託するだけでなく、M&Aに向けたマッチング、調整をコンサルタントとともに手がけることも多く、M&Aをトータルに担えるポジションです。
きめ細やかなフォローを通じて、
地方創生に貢献できるやりがい
地方に行くほど、人口減少による経済の縮小や、事業承継の問題は深刻です。こうした課題をいち早くキャッチできるのが、地域金融機関が長年にわたって築いてきたネットワークです。私たちM&Aコンシェルジュは、日頃から営業同行や勉強会を始め、場合によっては先方の頭取と当社社長の三宅が出演するローカルCMの制作や地元紙などのメディア対応等の調整等も含め、あらゆる手段をもってきめ細かくフォローしています。それぞれの施策が実り、まだ取引実績のなかった銀行からの案件受託につながった時はやはり嬉しいですね。
M&Aの成立によって、地域に根ざした企業や産業が存続できたり、新しい形で発展できたりします。その過程を間近で支えることができ、地方創生に貢献できるのは、私たちの部署ならではのやりがいです。
近年では地域金融機関も自身でM&Aを手がけられるようになっていますが、日本M&Aセンターは全国にネットワークを持ち、広域マッチングできるという強みがあります。任される案件の難易度が上がっているのを日々感じていますが、M&Aのプロフェッショナルとして今まで以上に力を発揮できるよう努力していきたいです。
ノウハウを積極的に共有し、
組織全体で成長しようという文化
私たちの部門のM&Aコンシェルジュは、各自が数字を持っているわけではなく、基本的には組織で動きます。新規開拓やノルマを背負った営業というものではなく、銀行と、その顧客との関係性を大切にし、じっくり仕掛けていくスタイルが特徴です。
これまで属人的に進めてきた業務も多いのですが、今後はチームを拡大していくため、成功モデルを体系化し、活用できるような仕組みを作っていきたいですね。幸い当社には、ベテランが研修でどんどんノウハウを展開・共有し、チームみんなで成長していこうという文化が根づいています。
同じ日本M&Aセンターの中でも、コンシェルジュが案件発掘に特化している部門もありますが、私たちの部門ではコンサルタント寄りの業務として企業の企業評価や企業概要書作成も手がけます。そして、そこが魅力だと思います。将来的にはディールを1人で手がけ、案件を成約させられる実力を身につけていきたいですね。