先輩社員紹介
羽田 寛芳
株式会社日本M&Aセンター
コーポレートアドバイザー統括部
入社年:2006年
もっとお客様の笑顔が見えるような
仕事がしたい
大学を卒業してから関西の監査法人で5年ほど勤めていました。上場企業の財務諸表を監査するのが主な業務でしたが、これらの監査は上場企業であれば受けなければいけないもの。当然ルーティンワークが多く、お客さまも毎回慣れたものです。上場企業に必要な監査に携わることは重要な仕事ですが、「もっとワクワクする、お客様の笑顔が見えるような仕事がしたいな」という思うようになりました。監査法人で4年目を迎え、会計士の三次試験に合格したことをきっかけにキャリアップの転職を考え始めました。
ちょうどその頃、友人の実家が営む会社が後継者問題に悩んでいて、個人的に相談にのる機会もあり、M&Aの仕事にも興味を持ったのです。友好的M&Aで事業承継をする日本M&Aセンターなら「自分のした仕事でお客様に喜んでもらえる」と感じましたし、全国の会計事務所とネットワークを組んで仕事をしている点にも魅力を感じました。
周りとコミュニケーションをとりながら仕事をする楽しさ
私の所属するコーポレートアドバイザー室は、公認会計士のほか、税理士や弁護士などの専門家がいる部署です。業務は大きく分けて3つ。1つ目は、税務、会計、法務、労務など専門的な視点から営業コンサルタントのエグゼキューションをサポートする業務。2つ目は、年間で300件以上のM&A実績を分析・収集してノウハウとして蓄積する業務。3つ目は、ノウハウやナレッジを研修や新人教育などで社員にフィードバックする業務です。
私の場合は元々「お客様の笑顔が見たい」という志望動機もあったので、営業コンサルタントと一緒に現場に行くことも多くあります。他のメンバーとは少し違った動き方かもしれませんが、社員の自主性を認めてくれる会社なので、コーポレートアドバイザー各人、個性を出しています。
仕事をしていて「おもしろいな」と感じるのは、周りとコミュニケーションをしながら仕事を進めているときですね。営業コンサルタントと組んでいると、自分には考えもつかないアイデアが出てくることがあります。私たち専門家は法務や財務の知識があるが故に、それに縛られている面もあります。我々では到底思いつかないアイデアをコンサルタントから聞くと「こんな考え方もあるのか」と刺激を受けますね。突飛すぎて形にならないことも多いのですが(笑)、譲受側、譲渡側それぞれのコンサルタントがお客様のことを第一に考えて思いつく限りのアイディアを出し、議論を尽くします。そうした真剣勝負の議論の中から解決策を出せたときはとても嬉しいですね。数字と向き合うのとはまた違った達成感と楽しさがあります。
マーケットリーダーで働くということ
当社のような独立系の専門会社と監査法人とでは、M&Aへの関わり方も異なります。当社では案件の譲渡希望の企業の発掘や譲渡企業の相手探しから成約するまで一貫して行っています。案件の最初から最後までを全体を通して関わり、自分が企業評価をして出した金額で、自分が考えたスキームでディールが進んでいく。ときには、経過を見ながら方向性を調整することもありますから、ダイナミックさというか「仕事をつくりあげている」という実感がありますね。
また、当社は中小企業M&Aのマーケットリーダーなので、当社のスタンダードが業界のスタンダードになることもあります。お客様のためにやっていることが、業界の発展にもつながる。当社ならではのやりがいですね。
M&Aのイメージを変えたい
個人的には、自分も現場感覚をもっと磨いて、海外のクロスボーダーのM&Aも数多くやっていきたいです。また、現在は専門家が少数精鋭で当社の全案件をカバーしていますが、営業コンサルタント1人に専属で1人の専門家がサポートするような体制にしていきたいですね。より近いところで専門家がサポートできれば、M&Aの品質向上につながりますから。
M&Aは中小企業の技術や雇用を守る社会的意義の大きな仕事ですが、一般的にはまだ「企業買収」という弱肉強食なイメージが強いように感じています。M&Aと聞いたら「良い仕事ですね」と言われるくらいにしたい。そのためには現場感覚のある専門家がもっと増えてほしいですね。M&Aに興味があって中小企業を守りたいという情熱のある方、監査法人に2〜3年勤務していてデスクワークでは物足りなくなってきた方がいたらぜひ当社に応募してください。明るくてポジティブな人と現場で一緒に働きたいです。